10代の若い時期にできる思春期ニキビはできなかったのに、20歳を過ぎてから大人ニキビに悩まされているという人は多いものです。
大人ニキビの原因は様々ですが、根本的な原因は毛穴に汚れが詰まることです。
ホルモンバランスによって皮脂分泌が過剰になってしまったり、乾燥により角質が固くなり汚れが詰まりやすくなるなど、毛穴に汚れが詰まりやすくなる原因は人によって異なりますが、初期の大人ニキビケアには毛穴汚れを除去する洗顔が最も有効です。
ニキビには段階があり、最も初期の段階が白ニキビです。
これはコメド、面皰(めんぽう)とも呼ばれ、毛穴に埃や角質が詰まって白くポツンとできている状態です。ここにアクネ菌が繁殖すると炎症を起こして赤ニキビと呼ばれる状態になりますが、炎症を起こすと細胞にダメージが加わるのでニキビ跡に残る危険性が出てきます。
そのため、赤ニキビに発展する前の白ニキビの状態で改善させればニキビ跡が残ることはないのです。
白ニキビのための正しい洗顔方法で大事なのは、朝晩1回ずつを守ることです。
皮脂を取り除くのがニキビケアと勘違いして1日に何度も洗顔をする人がいますが、これは逆効果です。肌は皮脂を除去されると積極的に皮脂分泌を起こすようになるので、こまめな洗顔は却ってオイリー体質を作り上げてしまうのです。
そのため、回数は1日2回、朝と晩だけです。
そして、その2回でしっかり汚れを落とします。肌への刺激が少ないよう、ふんわり泡立てた洗顔フォームで毛穴を包み込むように優しく、そして手早く洗います。あまり長時間洗顔フォームが顔についているとそれも刺激となるため、2~3分以内には洗顔を済ませます。
毛穴に残ったメイク汚れも毛穴詰まりの原因となるため、夜はしっかりとクレンジングも行います。
そして大事なのは保湿です。
乾燥は皮脂分泌を招くので、洗顔後はできるだけ早く保湿ケアを行うようにします。
また、正しい洗顔にビタミンCなど肌を再生する作用のあるサプリを併用するのも効果的です。